(国際農研)「CO2季節サイクル変動における農業施肥の影響」を掲載
2025年03月13日
国際農林水産業研究センター(国際農研)は、「CO2季節サイクル変動における農業施肥の影響」を掲載した。
この中で、Nature Communications誌に公表された論文で、農業による窒素(N)施肥が、北半球の陸地大気炭素フラックスの振幅増加(45%)の最大の寄与要因であることが明らかにされたこと。また、研究の結果は、北半球の炭素循環フィードバックにおける農業管理の重要性を示し、将来の炭素循環シミュレーションにおいて、農業によるN施肥を考慮すべきであること。本研究の結果は、農業窒素施肥が、現在ほとんどのシミュレーションで見過ごされている季節的な炭素循環フラックスの重要な要素であることを示しており、炭素フラックスの調節における農業窒素施肥の重要な役割を考えると、将来の炭素循環シミュレーションに使用されるモデルには、農業窒素施肥の影響を含めることが推奨されること、などが紹介されている。
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