(農畜産業振興機構)「砂糖類・でん粉情報」最新号3月号をホームページに掲載
2025年03月11日
(独)農畜産業振興機構は、「砂糖類・でん粉情報」最新号3月号をホームページに掲載。
《記事の一例》
【話題】
○サトウキビを原料としたラム酒の製造~サトウキビを通じた地域おこし~
(大東製糖株式会社 広報課 櫻中智之)
サトウキビから砂糖を作る際に出る「糖蜜」や、サトウキビの搾り汁を原材料に作る蒸留酒「ラム酒」をご存知ですか? 今回はラム酒の製造方法、大東製糖種子島株式会社におけるサトウキビづくり、こだわりのラム酒づくりの取り組みについてご紹介します。
【調査・報告】
○緑肥で土づくり、減肥、サトウキビ増収を実現!~沖縄県における試験結果を基に~
(沖縄農業技術開発株式会社 技術開発部長 宮丸直子)
肥料価格の高騰が問題となっている中、化学肥料を減らしつつもサトウキビの収量を確保することが求められています。筆者は土壌の専門家として沖縄県の土壌における研究を重ね、サトウキビ夏植え栽培の休閑期に緑肥(クロタラリア)を栽培することによって、化学肥料を3割減らしてもサトウキビ増収が可能であることが明らかとなりました。緑肥の基本情報から試験の結果まで、わかりやすく解説します。
○低温糊化性でん粉原料用かんしょ新品種「こなみらい」~「こなみずき」よりサツマイモ基腐病に強く、多収~
(農研機構 九州沖縄農業研究センター カンショ・サトウキビ育種グループ 研究員 川田ゆかり)
低温糊化性でん粉を未来につなぐ新品種「こなみらい」が登場しました。従来品種の「こなみずき」よりサツマイモ基腐病に強く、多収な「こなみらい」の特徴と育種の過程についてご紹介します。「こなみらい」でん粉は一般のかんしょでん粉とは異なり、ぷるぷるとした柔らかい食感を食品に付与することができ、食品用途での利用拡大への貢献が期待されます。
【海外情報】
○第33回国際砂糖機関(ISO)セミナー~砂糖とエネルギーの持続可能な解決策~
(調査情報部 岡田真希奈、横田徹)
2024年の第33回国際砂糖機関(ISO)セミナーでは、砂糖とエネルギーの持続可能性を主なテーマとして、サトウキビ、てん菜の生育状況や脱炭素社会への実現に向けて各国、各企業の取り組みが報告されました。発表内容の報告に加え、近年の欧州の砂糖事情も併せて報告します。
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