(農研機構)小麦ブランの成分に免疫に働きかける新たな機能を発見-蛍光情報を基に、活性成分を迅速同定-
2025年03月07日
農研機構と(株)日清製粉グループ本社は、小麦ブラン(ふすま)に免疫応答に働きかける成分が含まれており、それがアルキルレゾルシノールという物質であることを明らかにした。小麦ブランの摂取が健康に寄与するという報告はあったが、本成果から小麦ブラン中のアルキルレゾルシノールは、直接、免疫系に働きかけている可能性が示された。この成分の同定に用いた農研機構特許は、成分が持つ蛍光情報を利用する技術であり、様々な活性成分の迅速な発見を可能とする。本技術により、小麦ブランの新たな健康価値が明らかとなり、今後、食品産業や国民の健康維持への貢献など幅広い活用が期待される。
詳細はこちらから