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米に関するマンスリーレポート(令和6年9月号)の公表について

2024年09月18日

農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和6年9月号)」について取りまとめた。


●令和6年7月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差▲40万tの82万tとなっている。また、流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差▲38万tの58万t、販売段階で▲3万tの25万tとなっている。


●令和5年産米の令和6年7月の相対取引価格は、全銘柄平均で前月差▲239円の15,626円/60kgとなり、出回りからの年産平均価格は前年産+1,462円の15,306円/60kgとなったところ。


●米穀機構の米取引関係者の判断に関する調査(令和6年8月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は前回調査と比べて+4ポイントの「やや増加」、見通し(向こう3カ月)判断は+3ポイントの「やや増加」。米価水準の現状判断は前回調査と比べて+4ポイントの「やや増加」 、見通し(向こう3カ月)判断は+4ポイントの「やや増加」。


●6月末時点での各都道府県の主食用米の作付意向は、5年産と比べて、増加傾向16県、前年並み18県、減少傾向13県。戦略作物については、加工用米、新市場開拓用米(輸出用米等)及びWCS用稲を増加傾向とする県が多い。特にWCS用稲については4月末時点と比較して、増加傾向とする県が25県から39県に増加。他方で、飼料用米は42県と、ほとんどの県で減少傾向。


●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和6年7月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比+0.4%。うち、家庭内での消費量は前年同月比+0.4%、中食・外食では+0.2%。


●精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「ドラッグストア」の順。精米購入経路別の購入単価は、 「インターネットショップ」が最も高く、次いで、「米穀専門店」「スーパーマーケット」の順。令和6年7月の家庭内の月末在庫数量は5.8kg。


●総務省が公表している消費者物価指数(令和2年基準)によると、令和6年7月の米類の指数は対前年同月比+17.2%の111.3ポイント。


●総務省が公表している小売物価統計によると、令和6年8月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比+23.1%の2,871円。 コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比+28.2%の2,772円。


●米穀販売事業者における令和6年7月の販売数量は、対前年同月比で小売事業者向けが104%、中食・外食事業者等向けが99%で、全体としては102%。(令和元年6月の販売数量と比較すると100%)。前年同月を基準にした令和6年7月の販売価格の値動きは、小売事業者向け118.7、中食・外食事業者等向け114.9。


●令和6年7月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月差+182円(+8.3%)、対前年同月差+496円(+26.3%)の2,383円。


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