(農研機構)作物病害の原因となる植物群落の結露と気象条件との理論的な関係を世界で初めて定量化-病害発生予測への活用が期待-
2025年03月11日
植物群落の結露は、いもち病などの病害発生の原因となるが、農研機構と北海道大学低温科学研究所は、熱と水蒸気の出入りを考えた理論的な方法によって、植物群落の結露のしやすさ(結露速度)と気象条件との間の関係を世界で初めて明らかにした。
群落の結露速度は3つの気象条件(気温、相対湿度、有効放射量)と群落の交換速度(群落と大気との間の熱交換の効率)の違いに応じて大きく変化する。群落の交換速度は葉のサイズや茂り具合と風速によって変化する。この研究で得られた関係を作物の病害発生予測や栽培管理に利用することで、各種農作物の安定した生産と高品質化への貢献が期待される。
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