【鹿児島県】 野菜等の効率的生産技術に関する実証調査(令和4年度全国農業システム化研究会実証調査)
2022年10月21日
●実証機関: 鹿児島県農業開発総合センター園芸作物部農機研究室
●実証地域: 鹿児島県南さつま市
●実証品目: バレイショ、レタス
●実証地域の状況:
加工用バレイショ栽培では、春先の降霜、低温害による生育遅延や強風での地上部折損による低収が収益減に直結しており、喫緊の課題となっています。
低温対策については、不織布によるべたがけ被覆の効果が高いことが明らかとなっていますが、現在の手作業を、大規模経営に対応した機械化技術として確立する必要があります。また、秋冬期の露地野菜(レタス等)栽培において、不織布べたがけ栽培はトンネル栽培と組み合わせることで、作期拡大による高単価出荷や出荷回数の増加が期待できます。しかし、現在の不織布べたがけ栽培は主に人力作業で行われており、機械化による省力化、軽労化が求められています。
そこで、現在手作業の展張回収を機械化し、大規模経営での省力化を図ることとしました。
●実証の概要:
1.園芸品目での作業、効果の確認を行う。
2.これまでの成果をもとに、不織布展張回収機の導入運用マニュアルを作成する。
○台車型不織布被覆・巻取機
▼全国農業システム化研究会 令和4年度実証課題一覧はこちら