【鹿児島県】野菜等の効率的生産技術に関する実証調査【不織布の展張巻き取り機】(令和3年度全国農業システム化研究会実証調査)
2021年08月25日
●実証機関: 鹿児島県農業開発総合センター大隅支場農機研究室
●実証地域: 鹿児島県鹿屋市
●実証品目: バレイショ、レタス
●実証地域の状況:
加工用バレイショ栽培では、春先の降霜、低温害による生育遅延や強風での地上部折損による低収が収益減に直結しており、喫緊の課題となっています。
低温対策については、不織布によるべたがけ被覆の効果が高いことが明らかとなっていますが、現在の手作業を、大規模経営に対応した機械化技術として確立する必要があります。また、秋冬期の露地野菜(レタス等)栽培において、不織布べたがけ栽培はトンネル栽培と組み合わせることで、作期拡大による高単価出荷や出荷回数の増加が期待できます。しかし、現在の不織布べたがけ栽培は主に人力作業で行われており、機械化による省力化、軽労化が求められています。
そこで、展張・巻取機試作機の実用性について、作業性能、作業精度等を検証し、露地野菜の機械化作業の推進を図ることとしました。
●実証の概要:
(1)展張、回収精度
(2)作式適応性
(3)作業能率
○台車型不織布被覆・巻取機
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