ハイクリトラクタを活用したタマネギの乗用機械収穫体系の実演会を開催(兵庫県南あわじ市)
2019年06月12日
兵庫県南あわじ市は日本有数のタマネギ産地であるが、今後の大規模経営を見すえ、新たなタマネギ収穫体系による作業効率の向上が求められている。
そこで、兵庫県南淡路農業改良普及センターでは、全国農業システム化研究会実証事業により、ハイクリトラクタを活用した茎葉処理機+掘取機(ディガー)による乗用型機械収穫体系の検討を行っている。
5月31日、兵庫県関係者、JA関係者、生産者等約40名の参加により、収穫作業の実演会が開催された。
左 :小雨の降る中にもかかわらず多くの参加者が集まった
右 :実証内容を説明する南淡路農業改良普及センターの石井普及主査(左)と北村所長補佐(右)
トラクタ(クボタ FT280※)+タマネギ茎葉処理機(みのる産業 OC-1)で葉切り作業を行った
左 :約10~20cmで茎葉をカット
右 :回転ブラシで畝肩の葉を起こしながら葉切りを行う (動画を再生)
左 :管理機に取り付けられた掘取機(キュウホー タマネギ用ディガー)
右 :畝上に綺麗に掘り上げられたタマネギ (動画を再生)
収穫したタマネギは南淡路農業改良普及センターと淡路農業技術センターの職員により選別され、詳細な収量調査が行われた
実証調査では、作業能率や作業精度を調査し、従来の収穫体系との違いを比較検討する。また、収穫したタマネギを貯蔵し、品質への影響の有無についても1月中旬頃まで継続調査する予定だ。(みんなの農業広場事務局)