砂丘地ねぎ 耕盤破砕作業現地検討会を開催(新潟県新発田市)
2014年04月30日
4月22日、新潟県新発田市の圃場で、耕盤破砕作業現地検討会が開かれた。
近年、砂丘地ねぎ生産圃場では、耕盤層形成による排水性の低下に起因する生育不良や病害発生により、収量・品質の低下が懸念されており、これらを改善するため、排水性の向上があげられている。そこで、耕盤破砕作業機による排水対策を実演し、生産者への普及啓発と収量・品質の向上につとめることとした。
検討会は、全国農業システム化研究会、新潟県新発田地域振興局農業振興部主催で、新潟県普及関係機関、JA関係者、農業資機材メーカー、生産者等、約40名が参加した。
左上 :参加者に説明する長谷川副参事
右下 :硬土計の説明をする谷内田主査普及指導員(左)
耕盤破砕作業機(パラソイラー、プラソイラー)の説明の後、実演を行い、土を踏みしめて無処理区との硬さの違いを体験した。
また、半装軌式(パワクロ)トラクタはホイルトラクタよりも踏圧が少なく、耕盤破砕作業で効果が大きいこと等を解説した。
その他、中耕ローターとツーウェイローター「アース」の実演も行われ、機械化による利便性と高性能な仕様に参加者の注目が集まった。
今後は秋冬ねぎを定植し、耕盤破砕作業を行った圃場と未作業の圃場とで生育比較を行っていく予定である。(みんなの農業広場事務局)