【福岡県】スマート農業技術による水田作経営の高位安定に関する実証調査(令和6年度全国農業システム化研究会実証調査)
2024年07月12日
●実証機関:福岡県朝倉農林事務所久留米普及指導センター
●実証地域:福岡県うきは市
●実証品目:水稲(品種:ヒノヒカリ)、小麦(チクゴイズミ)
●実証のねらい:
当地区では、作業効率化の一環として、基肥一発肥料をブロードキャスターで全層施肥していますが、散布の濃淡により一部で生育ムラや倒伏が発生しており、収量性や収穫時の作業性の低下が課題となっています。また、基肥一発肥料と一緒に、背負い式動力散布機で補正追肥も行っています。その際の生育診断や施肥量の判断は雇用主の経験に基づいていますが、作業負担が大きいため、被雇用者でも簡易に判断できるシステムが求められています。
そこで、米麦の生産においてスマート農業技術を活用して、効率的に収量・品質の高位安定化を目指し、実証を行うこととしました。
●実証の概要:
1.ザルビオフィールドマネージャーの地力マップに基づく可変施肥による作業の効率化および収益性の検証
2.生育ムラの補正に係るザルビオフィールドマネージャーによる生育マップと、ドローンセンシングによる生育診断との比較検証
〇可変施肥ドローン(T25K)
〇収量・食味センサー付きコンバイン(DR6130)
●作業計画:
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