【熊本県】重要病害虫対策に係わる生物農薬等の利活用に関する実証調査【キュウリ】(令和4年度全国農業システム化研究会実証調査)
2022年09月30日
●実証機関: 熊本県宇城地域振興局農業普及・振興課
●実証地域: 熊本県宇土市
●実証品目: キュウリ
●調査の目的・ねらい:
当地区では、退緑黄化病等ウイルス病を媒介する微小害虫(コナジラミ類、アザミウマ類)のまん延が問題となっており、薬剤抵抗性発達の観点から、化学防除だけに頼らない総合的な防除体系の確立が課題となっています。
これまで、目合いの細かい防虫ネットや紫外線カットフィルム等は普及してきていますが、微小害虫及びウイルス病を完全に抑えることができず、効果のある対策を模索しています。
そこで、当地域で普及が進んでいない天敵資材を活用することで、微小害虫の増加抑制効果の技術実証に取り組み、課題の解決に向けた普及提案を行うこととしました。
●調査内容:
天敵資材(スワルスキーカブリダニ、リモニカスカブリダニ)を用いた微小害虫防除
●調査項目:
・微小害虫(アザミウマ類、コナジラミ類)発生調査
・天敵の定着状況調査
・退緑黄化病等ウイルス病発生調査
・ハウス内温湿度
・農薬散布履歴
・経営評価(資材費用、作業時間等)
●作業計画:
●供試資材:
○プリロッソ®粒剤オメガ ホームページ
○スワルスキー®(スワルスキーカブリダニ) ホームページ
○リモニカ®(リモニカスカブリダニ)ホームページ
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