(農畜産業振興機構)「野菜情報」最新号2月号をホームページに掲載
2025年01月28日
(独)農畜産業振興機構は、「野菜情報」最新号2月号をホームページに掲載。
《記事の一例》
●話題
○ 農研機構初のスタートアップ企業「株式会社農研植物病院」~民間登録検査機関の連携で農業を強くする~
((株)農研植物病院CTO、農研機構本部 総括執行役 眞岡哲夫)
農研機構は、ベンチャーを育成する制度を整備し、2024年1月にこの制度による初のスタートアップ企業「(株)農研植物病院」を設立しました。事業内容は、輸出検疫検査、総合的病害虫・雑草管理(IPM)や一次防除を重視した病害虫雑草防除(ヘソディム)の総合コンサルティングサービス、および病害虫防除技術などの教育サービスです。野菜・野菜種子に関連性の高い輸出検疫検査事業では、研究開発を行いながら、登録検査機関の連携、信頼性確保、新市場の創出を目指しています。
●需給動向
○ 東京都・大阪市中央卸売市場の需給動向(令和6年12月)(野菜振興部・調査情報部)
○ 野菜の輸入動向(令和6年11月)(野菜振興部)
●今月の野菜
○ 『やまのいも』(調査情報部)
「やまのいも」または「やまいも」と称されていますが、主に円筒形の「ながいも」、扁平な「いちょういも」、球形の「やまといも」の3群に分類されます。すりおろして「とろろ」にした時の粘りが強いのは「いちょういも」「やまといも」や「自然薯(じねんじょ)」ですが、近年、この「とろろ」が「腸活食材」や「温活食材」として注目されています。飲食店などの加工業務用向けの需要も高まっており、皮むき加工し「冷凍とろろ」として供給する産地も出てきています。
●産地紹介
○ 岩手県 JA新いわて~みちのく風土で育った純情ながいも~
(新岩手農業協同組合 東部営農経済センター 米穀園芸課 八幡政之)
「JA新いわて」は、岩手県県北に位置し、県のほぼ半分をエリアとしています。東部エリアの岩手町地区では、冬季の地域風土に適した「ながいも」の栽培が奨励され、増産してきました。安定出荷・品質向上を目的にしたバイオスティミュラント資材の導入、スマート農業推進のための実証実験、ロボットトラクター(無人)の検証、海外への輸出など、さまざまな取り組みを実施しています。
●調査・報告
○ 加工用スイートコーンの安定供給への取り組み~北海道 美瑛町農業協同組合~
(札幌事務所 石井清栄)
北海道美瑛町の「美瑛町農業協同組合」は、管内の北海道産冷凍野菜専門メーカーである「びえいフーズ株式会社」と連携し、当機構の野菜関係の補助事業を利用するなどして、加工用スイートコーンの安定供給に取り組んでいます。
●海外情報
○ 中国における10年間の野菜生産の変化とその影響要因に関する研究
(中国農業大学経済管理学院 閻豪偉(正しくは王(おう)へんに韋)、穆月英)
中国における野菜生産の環境に関する分析に基づき、直近10年の全体的、構造的な変化の傾向、野菜生産に影響を与える要素について分析を行いました。中国において、野菜の生産水準は安定して上昇し、産地が「東部で縮小し、西部で拡大する」傾向や、地域的な集約度が高まる特徴が見られました。そのほか、単収当たりの生産コスト、収益、流通体系の多様化などについても報告します。
●機構から
○ 令和7年度契約野菜収入確保モデル事業の事業者を募集します(野菜振興部)
○ 野菜ブック~野菜の魅力を品目ごとに紹介(はくさい)~(野菜業務部)
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