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(農畜産業振興機構)「野菜情報」最新号7月号をホームページに掲載

2024年06月27日

(独)農畜産業振興機構は、「野菜情報」最新号7月号をホームページに掲載。


《記事の一例》

●話題
キャベツ栽培軽労化への取り組み~生育診断アドバイスシステムと収穫支援機械の開発~
 (愛知工業大学 情報科学部 情報科学科 教授 塚田敏彦)
 愛知県にとって重要な農産物の一つであるキャベツ。農作業が重労働であることから、その軽労化が求められています。キャベツの生育をそろえることで「拾い採り収穫」の回数を減らすことと、収穫作業の軽労化に向けた技術開発に取り組んでいます。


●需給動向
東京都・大阪市中央卸売市場の需給動向(令和6年5月)(野菜振興部・調査情報部)

野菜の輸入動向(令和6年4月)(野菜振興部)


●今月の野菜
○ 『メロン』(調査情報部)
 ウリ科のつる性一年草で、原産地はインド。栽培の歴史は古く、紀元前の資料にも記録が残っていますが、古代のメロンは現代のような甘いものではなかったと考えられています。日本には中国から伝わったマクワウリが弥生時代からありましたが、西洋系品種のメロンは明治時代に欧米から伝来し、大正時代に英国から温室メロンの技術が導入され、品種改良が始まりました。メロンには、体内のナトリウムを排出する働きのあるカリウムを多く含み、むくみ解消や高血圧予防に効果があります。塩分の多い食事の最後に、デザートとして食べることもおすすめです。


●産地紹介
青森県 JAごしょつがる~津軽平野で育つおいしいタカミメロン~
 (ごしょつがる農業協同組合 木造総合支店 経済課 課長 片山和善)
 つがる市は青森県の西部、津軽平野の北部中央から西に位置し、西は日本海に面しています。各種センサー・画像処理装置を有した複合型選果場を稼働し、共同選果・共同販売に取り組んでいます。近年は温暖化により前進出荷することが多くなったため、換気や日焼け防止などの高温対策を講じ、耐暑性の強い品種を8月に収穫する栽培体系を構築しています。当市のタカミメロンはきれいな緑色の果肉で、果汁を豊富に含んだなめらかな口当たりが特徴です。甘みが強くて香りも良い、まろやかな甘さが楽しめるメロンを是非ご賞味ください。


●調査・報告
チラシからみる小売業者における野菜の販売促進企画実態調査
 (野菜振興部)
 当機構では、消費者の実際の購買行動の決定要因となりやすい、全国の主要な小売業者が発行するチラシに掲載された販売促進企画(以下「販促企画」という)などのデータを用いて、消費行動への訴求キーワードおよびトレンドを分析しました。また、野菜の主要品目における市場価格(卸売価格および小売価格)と販促企画の実施状況を比較することで、小売業者における野菜の販促企画の実施傾向を明らかにしました。


●海外情報
中国のかんしょに関する研究報告(後編)
 (中国農業大学 経済管理学院 李璽寧、司偉)
 中国のかんしょ加工の概要と産業の問題点を整理し、見通しについて考察します。用途別仕向けを見ると、飼料向けが減少しつつも、生食向けとでん粉向けが増加傾向にあり、中でもでん粉向け生産への投資が増えています。現在の中国のかんしょ関連産業は一次加工製品が占める割合が高く、産業チェーンのさらなる改善が求められているのはもちろん、原料となるかんしょの歩留りや栽培効率にも改善に大きな余地があります。作付面積は今後も安定して推移することが見込まれるため、産業全体の効率化が図られれば、その効果はより顕著になると予測されます。


●機構から
野菜ブック~野菜の魅力を品目ごとに紹介(すいか)(野菜業務部)

国産やさいの生産者と実需者を結ぶマッチングサイト"ベジマチ"(野菜振興部)


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