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(農畜産業振興機構)「野菜情報」最新号4月号をホームページに掲載

2024年03月26日

(独)農畜産業振興機構は、「野菜情報」最新号4月号をホームページに掲載。


《記事の一例》

●話題
「農業」×「音楽」に真剣に取り組む3人組ミュージシャン ~田田(でんでん)~
 (田田 岡田陽平)
 群馬県伊勢崎市の3人組ミュージシャン田田は、音楽活動をしながら、時間の融通が利き、自分らしく働ける野菜の栽培に取り組んで両立させています。養蚕地域であったことから、繭から着想した白い野菜(スイートコーン、なす)をメインに、多品目を栽培しています。これまで苦労したことや農業のやりがい、音楽活動との相乗効果、地域との関わり、今後の目標などについて紹介します。


●需給動向など
東京都・大阪市中央卸売市場の需給動向(令和6年2月)(野菜振興部・調査情報部)

野菜の輸入動向(令和6年1月)(野菜振興部)


●今月の野菜
今月の野菜『さやえんどう』 (調査情報部)
 さやえんどうは、えんどうを早採りしたもので、開花15日程度の小型の若いさやを食べる「絹さやえんどう」、開花25日程度まで育てる肉厚で甘みの強い「スナップえんどう」が馴染みが深く、また「豆苗(とうみょう)」は発芽したえんどうの若芽です。原産は中央アジアから中東地域で、日本へは9世紀頃、穀物として中国から渡来したと言われていますが、本格的に栽培され始めたのは明治時代に入ってからです。豆類特有のたんぱく質、糖質を含む栄養価の高い野菜で、βカロテンやビタミンCを豊富に含む緑黄色野菜に分類されます。


●産地紹介
和歌山県 JA紀州~春の訪れを感じさせる爽やかな味わい! JА紀州の「きぬさやえんどう」~
 (大阪泉州農業協同組合 営農経済部販売課 植野健治)
 和歌山県の中央に位置するJA紀州では、日本一の生産量を誇る「紀州みなべの南高梅」や「スターチス」「紀州うすい(えんどう)」などさまざまな農作物を生産しており、野菜、果、花き生産の一大産地を形成しています。1920年代に栽培が始まったきぬさやえんどうは、二つのさやがくっついた双莢(ふたさや)で収穫し、9月下旬から5月までの長期間にわたり流通しています。栄養価が高く、春を感じる特別なひとときを演出するきぬさやえんどうを、ぜひご賞味ください。


●調査・報告
キャベツ収穫機の導入とキャベツ産地の維持・存続~遊休荒廃農地を活用した株式会社グリーンフィールドの取り組み~
 (日本大学 生物資源科学部 食品ビジネス学科 教授 宮部和幸)
 遊休荒廃農地をキャベツ畑に再生し、キャベツ産地の維持・存続に取り組む長野県JA佐久浅間の関連会社である株式会社グリーンフィールドによるキャベツ収穫機の導入に着目します。キャベツ収穫機の導入には、グリーンフィールドにおける導入動機の顕在化、導入の阻害要因を解消する適応力および柔軟性、グリーンフィールドが持つ改善力が密接に関連しています。


水田転換畑における加工・業務用たまねぎの生産安定に向けた技術的アプローチ~北陸地方の二つの事例について~
 (国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜花き研究部門 露地生産システム研究領域 露地野菜花き生産技術グループ グループ長 佐藤文生)
 北陸水田地域においては、減反や米価の下落が進む中、稲作に頼る経営から脱却し、高い収益性が見込まれる園芸作物の導入による収益向上が課題となっています。本稿では、水田転換により、たまねぎ産地化を進めている北陸地方の二つの事例を取り上げ、稲作との複合経営において、たまねぎ生産を安定させるための技術的な改善の取り組みを紹介します。


●海外情報
中国産野菜の生産と消費および輸出の動向(にんじん)(調査情報部)
 日本の生鮮にんじんの国内供給量は、85%を国産が占める中、輸入品の9割以上は中国産が占めています。同国では主産地を中心に生産規模が拡大する傾向にあるものの、コロナ禍の都市封鎖や物流停滞の影響などに加え、各種コストは上昇傾向にあり、直近3年間の輸出量は低迷しています。今後、コロナ禍から脱却し世界的な需要回復が想定される中で、諸コストが上昇傾向にある同国の輸出動向は、需要増加が見込まれるベトナムなど、日本との輸入競合国の動向とともに注目されます。本稿では、同国の主産地の動向について、現地聞き取り調査などを基に報告します。


●機構から
野菜ブック~野菜の魅力を品目ごとに紹介(トマト)(野菜業務部)


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