提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


農業のポータルサイト みんなの農業広場

MENU

トピックス



(農畜産業振興機構)「野菜情報」最新号1月号をホームページに掲載

2023年12月27日

(独)農畜産業振興機構は、「野菜情報」最新号1月号をホームページに掲載。


《記事の一例》

●話題
食料・農業・農村基本法の検証・見直しについて~食料・農業・農村政策審議会答申の概要~
 (農林水産省 大臣官房政策課 企画官 加集雄也)
 農政の基本理念や政策の方向性を示す「食料・農業・農村基本法」は、制定から23年が経過しました。一方で、世界的な食料情勢の変化に伴う食料安全保障上のリスクの高まり、地球環境問題への対応、海外の市場の拡大など、わが国の農業を取り巻く情勢が大きく変化しています。このことから農林水産省は同法の検証部会を立ち上げ、約1年にわたり改正に向けて議論を進めてきました。本稿では、検証・見直しの背景や過程、最終取りまとめの内容などについて報告します。


●需給動向など
東京都・大阪市中央卸売市場の需給動向(令和5年11月) (野菜振興部・調査情報部)

野菜の輸入動向(令和5年10月) (野菜振興部)


●今月の野菜
今月の野菜『れんこん』 (調査情報部)
 れんこんはハスの地下茎が肥大したもので、中国原産ともエジプト原産とも言われています。日本へは奈良時代以降に中国から伝わったものが各地に広まったとされていますが、現在主流となっているのは明治時代以降に導入された中国種と呼ばれるれんこんで、病気に強く収量も高いため急速に普及しました。旬は9月から年末にかけてで、特におせち料理向けに年末に出荷量が増えます。食物繊維とビタミンCを豊富に含むほか、野菜に含まれることが少ないビタミンB群も含みます。


●産地紹介
徳島県 JA大津松茂~きめの細かい土壌から一本一本丁寧に手掘りされるJA大津松茂の「れんこん」~
 (大津松茂農業協同組合 本所管理部総務課 猪井琴巳)
 徳島県の阿讃(あさん)山脈東端に位置するJA大津松茂管内は、"四国の玄関口"として関西圏への交通における要所となっており、吉野川下流域の水利に恵まれた肥沃な土地では、さつまいも(なると金時)や梨などの栽培が盛んに行われています。れんこんは、大正時代に栽培が始まり、現在では栽培方法や収穫方法の組み合わせにより周年出荷が可能となっています。色白で美しい見た目と多様な食感が楽しめるJA大津松茂のれんこんを、ぜひご賞味ください。


●調査・報告
「儲かる農業」実現へ~収益性の高い農業構造の実現に向けて~
 (茨城県農林水産部 農業政策課、産地振興課、農業技術課)
 茨城県は、令和5年5月、30年後を見据えた中長期的な視点に立ち、同県農業の構造改革に向けた政策の方向性を示す「茨城農業の将来ビジョン」を発表しました。農業者の減少が見込まれる中、農業を魅力ある産業として次の世代に引き継ぐには、農業の収益性向上に向けた構造改革を進め、「儲かる農業」を実現していくことが必要となっています。本稿では、それらを実現するために策定された同ビジョンの概要や、野菜に関する具体的施策などについて報告します。


県内農協組織が一体となった加工・業務向け野菜販売の取り組み~JA熊本経済連によるキャベツ集出荷・販売の事例~
 (徳島大学大学院 社会産業理工学研究部 講師 橋本直史)
 全国でも有数の農業県である熊本県の野菜生産・販売の特徴として、農協組織が一体となって構築した集出荷体制が挙げられます。中でもキャベツの出荷量は全国トップ10に入る主産県であり、地域ごとの寒暖差を生かして、周年的な供給を実現しています。本稿では、JA熊本経済連を核とした農協組織の集出荷体制の構築・対応が、安定供給が至上命題とされる加工・業務向け販売の拡大に寄与した点に焦点を当てて紹介します。


●海外情報
EUにおける有機野菜の位置付けと生産・消費拡大に向けた取り組み
 (調査情報部)
 EUでは、食料産業施策である「Farm to Fork(農場から食卓まで)戦略」の中で、有機農業面積の拡大が目標とされており、この目標の達成に向けて加盟国がさまざまな取り組みを行った結果、有機農地面積は年々増加し、市場規模は今後も拡大していくと見込まれています。本稿では、EUの有機農業推進に関する政策を取り上げるとともに、有機農業の先進事例とされるイタリアとドイツについて、その生産・消費拡大に向けた取り組みについて報告します。


▼最新号1月号の詳細はこちらから


※(独)農畜産業振興機構は、毎月、畜産、野菜、砂糖及びでん粉に関する情報を情報誌とホームページで提供しており、同ホームページ上の「メールマガジン」バナーからメールマガジンを配信登録すると、上記の情報が配信されます。