(農畜産業振興機構)「野菜情報」最新号10月号をホームページに掲載
2023年09月26日
(独)農畜産業振興機構は、「野菜情報」最新号10月号をホームページに掲載。
《記事の一例》
●話題
○カット野菜の栄養素~野菜の栄養をより手軽に摂取~ (デリカフーズ株式会社 研究開発室長 服部玄)
一般的に栄養価が低いと思われているカット野菜ですが、カットキャベツでは一年を通して7割以上の栄養成分を保持していることが分かりました。手軽で無駄なく栄養摂取できるカット野菜の利用と健康増進に役立つ情報をご紹介します。
●需給動向
○ 東京都・大阪市中央卸売市場の需給動向(令和5年8月) (野菜振興部・調査情報部)
○野菜の輸入動向(令和5年7月) (野菜振興部)
●今月の野菜
○ごぼう (調査情報部)
ごぼうの原産地はユーラシア大陸北部です。10世紀以前に中国から薬草として渡来したと言われ、日本では食用として栽培が始まりました。土壌の違いにより関東では長根種、関西では短根種が普及しました。最近は、ゆでた後にサラダとして利用されることも多く、それに適した品種として、根が短く、色は白っぽく肉質がやわらかで香りが良いサラダ用のごぼうも開発されています。食物繊維が豊富で、血糖値の上昇を抑え、コレステロール値を低下させる働きや、整腸作用、大腸がんの予防効果が期待できます。
●産地紹介
○青森県 JA十和田おいらせ~健康な土に育まれたおいしい「十和田おいらせミネラルごぼう」~
(十和田おいらせ農業協同組合 藤坂支店 営農担当 古川麻衣子)
青森県の東部に位置するJA十和田おいらせでは、昭和49年から、ながいもの輪作の一つとしてごぼう栽培が始まりました。作付面積は年々増えており、スマート農業の普及により、さらに増えていくと期待されています。平成12年からは、栄養バランスを整えた土壌で「十和田おいらせミネラル野菜(TOM-VEGE)」の栽培に取り組んでいます。えぐ味が少なく、糖度の高いJA十和田おいらせのごぼうをぜひご賞味ください。
●調査・報告
○産地一体となった大規模ねぎ生産拠点の創出と労働力確保支援~JAあきた白神・能代市・秋田県の取り組みを事例として~
(秋田県立大学 生物資源科学部 アグリビジネス学科 教授 上田賢悦、秋田県立大学大学院 生物資源科学研究科 長沢咲希)
JAあきた白神では、水稲依存からの脱却と収益性の高い農業生産構造への転換を目指し、秋田県独自の園芸振興施策である「メガ団地等大規模園芸拠点育成事業」などへ参画することで、ねぎ産地としてのさらなる拡大・強化を図ってきました。加えて、能代市や県などの関係機関が一体となり、地域内の潜在的な農業労働力を掘り起こし、園芸産地を支えていく労働力の確保支援を行っており、本稿ではそれらの取り組みについて報告します。
○令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜の消費動向調査結果 後編(消費者)
(農林水産省 農産局 園芸作物課)
農林水産省では、新型コロナウイルス感染拡大の影響による野菜の需要の変化を把握し、家庭需要の伸びている品目などについて産地へ情報提供するとともに、国産野菜の消費拡大施策の検討のための基礎資料とすることを目的に、アンケート調査を実施しました。後編となる本稿では消費者向けの結果(野菜摂取に関する変化や、産地・小売業者などへの要望など)について、報告します。
●海外情報
○韓国産トマトの生産・輸出と消費の動向 (調査情報部)
野菜は、供給量の変動が価格に大きく影響することから、施設園芸による供給の安定化は価格安定への重要な取り組みの一つです。そのような中、日本の主要な野菜輸入先である隣国の韓国では、従来から生鮮パプリカやトマトなどの施設園芸野菜の栽培が盛んに展開されており、生鮮トマトでは日本の輸入量の約7割を占め、主に業務用に利用されています。本稿では、韓国産トマトの生産動向や輸出動向に加え、スマートファーム普及への取り組みなどについて報告します。
●機構から
○alic20周年記念サイトを立ち上げました (総務部)
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