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(農畜産業振興機構)「野菜情報」最新号5月号をホームページに掲載

2023年04月25日

(独)農畜産業振興機構は、「野菜情報」最新号5月号をホームページに掲載。


《記事の一例》

●話題
サラダファーストを実証~野菜をサラダで食べることの魅力~
 (キユーピー株式会社 研究開発本部 技術ソリューション研究所 評価・解析研究部 部長 松岡亮輔)
 野菜を炭水化物の前に摂取すると、食後の急激な血糖値上昇が抑制されることが報告されています。これについての検証を行った結果、その作用の要因が「食物繊維」と「咀嚼(そしゃく)」にあるという研究成果を得ました。本稿では、その詳しい検証方法と研究成果を紹介します。


●今月の野菜
アスパラガス
 (調査情報部)
 食用アスパラガスの栽培は、大正時代に北海道開拓団によって導入されたのが始まりとされています。当時は盛り土をして軟白栽培する缶詰加工用のホワイトアスパラガスが主流でした。健康志向の高まりとともに、現在は緑の若芽を収穫するグリーンアスパラガスが流通量の9割以上を占めています。これ以外にも生鮮用のホワイトアスパラガス、紫アスパラガス、ミニアスパラガスなど、色や大きさのバリエーションが増えています。


●産地紹介

山形県 JAおいしいもがみ~高品質アスパラガス産地を目指して~
 (もがみ中央農業協同組合 東部営農センター 営農指導課 営農指導課長補佐 坂井義宏)
 山形県北部に位置するJAおいしいもがみでは、水稲や畜産物、キノコ類のほか野菜の生産が盛んで、特にアスパラガスは地元畜産農家の良質な堆肥を活用し県内でもトップクラスの生産量を誇ります。アスパラガスの出荷は5月から9月が最盛期です。昼夜の寒暖差とこだわりの土づくりが生み出すJAおいしいもがみのアスパラガスをぜひご賞味ください。


●調査・報告
愛媛県におけるさといも生産・販売体制の強化―広域選果場を核とした販売体制整備と栽培技術支援の両輪による産地活性化―
 (千葉大学大学院園芸学研究院 教授 櫻井清一)
 愛媛県東部のさといも産地では、新品種「伊予美人」の導入後、安定的に生産・供給するために、全農愛媛県本部が国の補助事業も活用し、加工・業務用ラインも設けた広域選果場を整備しました。さらに植え付け後の作業負担を軽減する新栽培技術体系を確立し、機械化と併せて普及に努めた結果、産地規模を維持し、品質面でも実需者から評価され、安定した販売を実現しています。本稿では、広域選果場の整備とその成果、栽培面での技術改良と普及、さらに担い手への支援の状況について紹介します。


●海外情報
中国産野菜の生産と消費および輸出の動向(第12回:いんげん豆)
 (調査情報部)
 中国産冷凍いんげん豆は(さやいんげん)日本の総輸入量の半数以上を占めており、供給元の一つとして大きな存在となっています。生産および調製コストの上昇などに伴い、冷凍いんげん豆の輸出価格は上昇傾向にあり、輸出量は減少しつつあります。本稿では、現地の聞き取りなどを基に、主産地の動向についても報告します。


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