米に関するマンスリーレポート(令和4年9月号)の公表について
2022年09月12日
農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和4年9月号)」について取りまとめた。
●令和4年産水稲の8月15日現在における作柄概況は、「やや良」が11都府県、「平年並み」が24道府県、「やや不良」が11県の見込み。
●令和4年7月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差+3万tの142万t。また、流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差+10万tの115万t、販売段階で▲6万tの26万tとなっている。
●令和3年産米の令和4年7月の相対取引価格は、全銘柄平均で前月差▲25円の12,593円/60kgで、出回りからの年産平均価格は前年産▲1,690円の12,839円/60kgとなった。
●令和3年産米の令和4年7月の相対取引契約数量は、7.9万tとなり、出回りからの取引数量は前年同期比+10.7万tの212.6万tとなった。
●令和4年産の令和4年7月末現在の事前契約数量は前年差+7.0万tの82.4万tとなっている。
●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和4年7月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比+4.2%。 このうち、家庭内での消費量は前年同月比+5.5%、中食・外食では+1.4%。
●精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「インターネットショップ」の順。
精米購入経路別の購入単価は、 「インターネットショップ」 が最も高く、次いで、「米穀専門店」と「農協」 の順となっている。令和4年7月の家庭内の月末在庫数量は、6.5kg。
●総務省が公表している消費者物価指数によると(令和2年基準)、令和4年7月の米類の指数は対前年同月比 ▲6.2%の91.5ポイント。
●総務省が公表している小売物価統計によると、令和4年8月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比▲1.8%の2,294円。コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比▲5.2%の2,004円。
●米穀販売事業者における令和4年7月の販売数量は、前年同月比で小売事業者向けが96%、中食・外食事業者等向けが101%で、全体としては98%となっている。なお、 新型コロナウイルス感染症の影響により、各月ごとの消費動向に大きな変動が生じているが、令和元年7月の販売数量と比較すると95%となる。前年同月を基準にした令和4年7月の販売価格の値動きは、小売事業者向け91.4、中食・外食事業者等向け91.0。
●令和4年7月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月比+8円(+0.4%)、対前年同月比▲159円(▲8.1%)の1,816円。
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