書籍紹介『ちいさな虫のおくりもの~アリスの心とファーブルの目』
2022年05月17日
「わざわざ遠くに出かけなくたって、足元や身のまわりにはいろんな虫がくらしている」。
フィールドであるわが家の見慣れた庭で、絶滅が心配されている昆虫を見つけた驚きや、庭や近くの公園で孫の昆虫少年たちと一緒に観察する楽しい会話など、虫を愛する筆者の"虫ライフ"が描かれている。野菜も複数種を育てているがミニトマトを収穫できるくらいで、ほとんどが虫の観察用になってしまうという。農家の大変さがわかるというものだ。
私たちの周りで生きているたくさんの小さな命があることや、豊かな環境があってこその命であることにも気づかせてくれる。
「小学中級から」となっており、写真も豊富。
筆者は、当HPのコラム「今日も田畑でムシ話」でお馴染みのプチ生物研究家、谷本雄治さん。(みんなの農業広場事務局)
『ちいさな虫のおくりもの~アリスの心とファーブルの目』
谷本雄治 文・写真
A5判 144ページ
定価 1400円+税
文研出版 発行