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米に関するマンスリーレポート(令和4年4月号)の公表について

2022年04月11日

農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和4年4月号)」について取りまとめた。


●令和3年産の令和4年2月末現在の事前契約数量は前年差▲16.6万tの136.0万t。
●令和4年2月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差+6万tの299万t。流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差+12万tの257万t、販売段階で▲6万tの42万tとなっている。
●令和3年産米の令和4年2月の相対取引価格は、全銘柄平均で前月差▲31円の12,853円/60kgで、出回りからの年産平均価格は前年産▲1,585円の12,944円/60kgとなった。
●令和3年産米の令和4年2月の相対取引契約数量は、46.0万tとなり、出回りからの取引数量は前年同期比+35.2万tの134.9万tとなった。
●米穀機構の米取引関係者の判断に関する調査(令和4年3月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は対前回調査比+3ポイントの「やや増加」 、見通し(向こう3カ月)判断も+2ポイントの「やや増加」。 米価水準の現状判断は対前回調査比+2ポイントの「やや増加」、見通し(向こう3カ月)判断は+1ポイントの「横ばい」。


●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和4年2月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比+0.1%。 このうち、家庭内での消費量は前年同月比▲0.6%、中食・外食では+1.7%。
●精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「インターネットショップ」の順。精米購入経路別の購入単価は、 「インターネットショップ」 が最も高く、次いで、「デパート」 と「米穀専門店」 の順となっている。令和4年2月の家庭内の月末在庫数量は、6.8kg。
●総務省が公表している消費者物価指数によると、令和4年2月の米類の指数は対前年同月比 ▲5.1%の93.3ポイント。
●総務省が公表している小売物価統計によると、令和4年3月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比▲4.5%の2,290円。コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比▲5.0%の2,068円。
●米穀販売事業者における令和4年2月の販売数量は、前年同月比で小売事業者向けが95%、中食・外食事業者等向けが101%で、全体としては98%となっている。なお、 新型コロナウイルス感染症の影響により、各月ごとの消費動向に大きな変動が生じているが、平成31年2月の販売数量と比較すると95%となる。前年同月を基準にした令和4年2月の販売価格の値動きは、小売事業者向け91.9、中食・外食事業者等向け93.1。
●令和4年2月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月比▲16円(▲0.9%)、対前年同月比▲160円(▲7.9%)の1,845円。


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