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米に関するマンスリーレポート(令和4年3月号)の公表について

2022年03月09日

農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和4年3月号)」について取りまとめた。


●令和3年産の令和4年1月末現在の事前契約数量は前年差▲18.6万tの134.7万t。
●令和4年1月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差+5万tの326万t。流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差+10万tの279万t、販売段階で▲5万tの46万tとなっている。
●令和3年産米の令和4年1月の相対取引価格は、全銘柄平均で前月差▲89円の12,884円/60kgで、出回りからの年産平均価格は前年産▲1,572円の12,957円/60kgとなった。
●令和3年産米の相対取引契約数量は、23.4万tとなり、出回りからの取引数量は前年同期比+7.9万tの89.3万tとなった。
●米穀機構の米取引関係者の判断に関する調査(令和4年2月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は対前回調査比▲1ポイントの「横ばい」 、見通し(向こう3カ月)判断も±0ポイントの「横ばい」。 米価水準の現状判断は対前回調査比±0ポイントの「横ばい」、見通し(向こう3カ月)判断は+2ポイントの「やや増加」。
●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和4年1月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比▲3.0%。 このうち、家庭内での消費量は前年同月比▲3.3%、中食・外食では▲2.3%。
●精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「インターネットショップ」の順。精米購入経路別の購入単価は、 「米穀専門店」 が最も高く、次いで、「デパート」 と「生協」 の順となっている。令和4年1月の家庭内の月末在庫数量は、6.8kg。
●総務省が公表している消費者物価指数によると、令和4年1月の米類の指数は対前年同月比 ▲5.0%の93.3ポイント。
●総務省が公表している小売物価統計によると、令和4年2月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比▲4.9%の2,287円。コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比▲3.6%の2,103円。
●米穀販売事業者における令和4年1月の販売数量は、前年同月比で小売事業者向けが97%、中食・外食事業者等向けが105%で、全体としては101%となっている。なお、 新型コロナウイルス感染症の影響により、各月ごとの消費動向に大きな変動が生じているが、平成31年1月の販売数量と比較すると97%となる。前年同月を基準にした令和4年1月の販売価格の値動きは、小売事業者向け96.4、中食・外食事業者等向け98.0。
●令和4年1月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月比▲36円(▲1.9%)、対前年同月比▲149円(▲7.4%)の1,861円。


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