米に関するマンスリーレポート(令和4年2月号)の公表について
2022年02月10日
農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和4年2月号)」について取りまとめた。
●令和3年産の令和3年12月末現在の事前契約数量は前年差▲18.1万tの133.8万t。
●令和3年12月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差+7万tの349万t。流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差+12万tの296万t、販売段階で▲5万tの53万tとなっている。
●令和3年産米の令和3年12月の相対取引価格は、全銘柄平均で前月差▲51円の12,973円/60kgで、出回りからの年産平均価格は前年産▲1,489円の13,033円/60kgとなった。
●令和3年産米の令和3年12月の相対取引契約数量は、17.4万tとなり、出回りからの取引数量は前年同期比▲0.7万tの65.3万tとなった。
●米穀機構の米取引関係者の判断に関する調査(令和4年1月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は対前回調査比+1ポイントの「横ばい」 、見通し(向こう3カ月)判断も▲1ポイントの「横ばい」。 米価水準の現状判断は対前回調査比±0ポイントの「横ばい」、見通し(向こう3カ月)判断は▲4ポイントの「やや減少」。
●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和3年12月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比▲4.9%。 このうち、家庭内での消費量は前年同月比▲6.9%、中食・外食では▲0.4%。
●精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「インターネットショップ」の順。精米購入経路別の購入単価は、 「インターネットショップ」 が最も高く、次いで、「米穀専門店」 と「デパート」 の順となっている。令和3年12月の家庭内の月末在庫数量は、6.9kg。
●総務省が公表している消費者物価指数によると、令和3年12月の米類の指
数は対前年同月比 ▲5.6%の93.4ポイント。
●総務省が公表している小売物価統計によると、令和4年1月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比▲4.6%の2,272円。コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比▲7.8%の2,010円。
●米穀販売事業者における令和3年12月の販売数量は、前年同月比で小売事業者向けが95%、中食・外食事業者等向けが103%で、全体としては99%となっている。なお、 新型コロナウイルス感染症の影響により、各月ごとの消費動向に大きな変動が生じているが、一昨年12月の販売数量と比較しても99%となる。前年同月を基準にした令和3年12月の販売価格の値動きは、小売事業者向け92.0、中食・外食事業者等向け92.8。
●令和3年12月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月比▲27円(▲1.4%)、対前年同月比▲139円(▲6.8%)の1,897円。
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