提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


農業のポータルサイト みんなの農業広場

MENU

トピックス



米に関するマンスリーレポート(令和3年6月号)の公表

2021年06月10日

農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和3年6月号)」について取りまとめた。


●令和3年産の4月末現在の事前契約数量は154.6万tで、取扱数量に対する事前契約率は52%。
●令和3年4月末のうるち米の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差+27万tの231万t。また、流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差+29万t、販売段階で▲2万tとなっている。
●令和2産米の令和3年4月の相対取引価格は、全銘柄平均で14,732円/60kgで、前年同月より▲1,043円、出回りからの年産平均価格は前年産▲856円の14,860円。
●米穀機構の米取引関係者の判断に関する調査(令和3年5月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は対前回調査比+3ポイント、見通し(向こう3カ月)判断は+1ポイント。米価水準の現状判断は対前回調査比▲1ポイント、見通し(向こう3カ月)判断は+1ポイント。
●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和3年4月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比▲4.8%。このうち、家庭内での消費量は前年同月比▲5.7%、中食・外食では▲2.6%。
●精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「インターネットショップ」の順。精米購入経路別の購入単価は、 「産地直売所」が最も高く、次いで、「デパート」 、「米穀専門店」の順。また、令和3年4月の家庭内の月末在庫数量は、6.2kgとなっている。
●総務省が公表している消費者物価指数によると、令和3年4月の米類の指数は対前年同月比 ▲2.4%の111.8ポイント。
●総務省が公表している小売物価統計によると、令和3年5月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比▲1.0%の2,391円。コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比▲1.4%の2,179円。
●米穀販売事業者における令和3年4月の販売数量は、前年同月比で小売事業者向け92%、中食・外食事業者等向けが121%で、全体としては102%となった。昨年4月はコロナウイルス感染症拡大による巣ごもり需要で小売向け需要が大幅に増加した月であり、一昨年4月の販売数量と比較すると96%となる。(※毎年の主食用米需要の減少トレンドで単純に比較すると98.6%)。前年同月を基準にした令和3年4月の販売価格の値動きは、小売事業者向け95.2、中食・外食事業者等向け96.6。
●令和3年4月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月比+10円(+0.5%)、対前年同月比▲84円(▲4.0%)の1,998円。


その他、詳細はこちらから