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米に関するマンスリーレポート(令和3年5月号)の公表について

2021年05月17日

農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和3年5月号)」について取りまとめた。


●令和3年産の3月末現在の事前契約数量は153.0万tで、取扱数量に対する事前契約率は52%。
●令和3年3月末のうるち米の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差+31万tの265万t。また、流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差+33万t、販売段階で▲2万tとなっている。
●令和2産米の令和3年3月の相対取引価格は、全銘柄平均で14,740円/60kgで、前年同月より▲1,009円、出回りからの年産平均価格は前年産▲838円の14,878円。
●米穀機構の米取引関係者の判断に関する調査(令和3年4月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は対前回調査比▲2ポイント、見通し(向こう3カ月)判断は▲1ポイント。米価水準の現状判断は対前回調査比▲3ポイント、見通し(向こう3カ月)判断は▲1ポイント。
●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和3年3月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比▲3.4%。このうち、家庭内での消費量は前年同月比▲4.1%、中食・外食では▲2.1%。
●精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「インターネットショップ」の順。精米購入経路別の購入単価は、 「デパート」が最も高く、次いで、「インターネット」 、「米穀専門店」の順。また、令和3年3月の家庭内の月末在庫数量は、6.4kgとなっている。
●総務省が公表している家計調査によると、令和3年3月の米の購入数量は、対前年同月比▲9.9%の5.0kg、パンは▲4.9%の4.0kg、めん類は▲14.4%の2.9kg。
●総務省が公表している家計調査によると、1世帯当たり1カ月間の令和3年3月の中食の支出金額は、対前年同月比+7.8%、外食は+6.8%。
●総務省が公表している消費者物価指数によると、令和3年3月の米類の指数は
対前年同月比 ▲2.3%の112.3ポイント。
●総務省が公表している小売物価統計によると、令和3年4月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比▲2.0%の2,358円。コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比▲4.4%の2,142円。
●令和3年3月の販売数量は、前年同月比で小売事業者向け84%、中食・外食事業者等向けが103%、全体としては91%となった。昨年3月はコロナウイルス感染症拡大による巣ごもり需要で小売向け需要が大幅に増加した月であり、一昨年3月の販売数量と比較すると98%となる。(※毎年の主食用米需要の減少トレンドで単純に比較すると98.6%)。前年同月を基準にした令和3年3月の販売価格の値動きは、小売事業者向け95.9、中食・外食事業者等向け96.3。
●令和3年3月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月比▲16円(▲0.8%)、対前年同月比▲92円(▲4.4%)の1,988円。


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