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米に関するマンスリーレポート(令和2年12月号)の公表について

2020年12月10日

農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和2年12月号)」について取りまとめた。


●令和2年産の10月末現在の事前契約数量は、前年+1.1万tの141.4万t。
●令和2年10月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差+31万tの325万t。また、流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差+28万t、販売段階で+3万tとなっている。
●令和2産米の令和2年10月の相対取引価格は、全銘柄平均で15,065円/60kgとなり、前年同月より▲668円、出回りからの年産平均価格は前年産▲646円の15,074円。
●米穀機構の米取引関係者の判断に関する調査(令和2年11月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は対前回調査比+1ポイント、見通し(向こう3カ月)判断は+3ポイント。米価水準の現状判断は対前回調査比+1ポイント、
見通し(向こう3カ月)判断は+7ポイント。
●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和2年10月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比±0.0%。このうち、家庭内での消費量は前年同月比+0.5%、中食・外食では▲0.9%。
●精米購入時の動向について、入手経路は「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などから無償で入手」、「インターネットショップ」の順。精米購入経路別の購入単価は、 「インターネットショップ」 が最も高く、次いで、「米穀専門店」 、「産地直売所」の順。令和2年10月の家庭内の月末在庫数量は、6.4kg。
●総務省公表の家計調査によると、令和2年9月の米の購入数量は、対前年同月比+9.7%の7.0kg、パンは▲0.1%の3.7kg、めん類は+12.6%の2.8kg。1世帯当たりの令和2年9月の中食
の支出金額は、対前年同月比+2.9%、外食は▲19.1%。
●総務省公表の消費者物価指数によると、令和2年10月の米類の指数は対前年同月比 ▲0.8%の113.9ポイント。
●総務省公表の小売物価統計によると、令和2年10月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比▲1.6%の2,434円。コシヒカリ以外の銘柄の平均では、対前年同月比▲1.3%の2,205円。
●令和2年10月の販売数量(前年同月比)は、小売事業者向け103%、中食・外食事業者等向け92%で販売数量は98%となり、新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛要請等により家庭用の需要が一時的に高まったが、全体として見れば、昨年から米の需要は停滞。特に4、5月は、外食向けを中心に業務用需要の減少が大きい。
●令和2年10月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月比+1円(+0.0%)、対前年同月比▲18円(▲0.9%)の2,013円。


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