(農研機構)ASFウイルスはニホンイノシシにも感染し、豚と同様の症状と病変を引き起こすことを確認
2020年02月18日
農研機構は、現在東欧やアジアで流行しているASF(アフリカ豚熱)が、ニホンイノシシに感染するか否か、また感染した場合の症状や病変について検証。ニホンイノシシ4頭の筋肉内にASFウイルスを接種する試験を行ったところ、接種後5日目に1頭が、6日目には2頭が死亡し、残る1頭も瀕死状態に至った。解剖検査では、全頭で豚と同様の急性型の病変が認められた。これらの結果から、ASFがニホンイノシシにも感染し、豚と同様の症状と病変を引き起こすことが確認された。
本試験で得られた知見は、農林水産省が主導する本病の防疫対策に活用される。
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