米に関するマンスリーレポート(令和2年1月号)の公表
2020年01月21日
農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和2年1月号)」について取りまとめた。
●令和元年11月末の出荷及び販売段階における在庫は、対前年同月比+12万tの318万tとなっている。
●令和元産米の令和元年12月の相対取引価格は、全銘柄平均で15,745円/60kgとなり、出回りからの年産平均価格は前年産+43円の15,729円/60kg。
●米価水準の現状判断は対前月比 +3ポイント、見通し(向こう3カ月)判断は-2ポイント。
●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和元年11月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、前年同月比+4.9%。このうち、家庭内での消費量は前年同月比+1.4%、中食・外食では+13.4%。
●総務省が公表している小売物価統計によると、令和元年12月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで対前年同月比+1.6%の2,472円。コシヒカリ以外では、対前年同月比▲0.4%の2,267円。
●令和元年11月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月比+8円(+0.4%)、対前年同月比±0円の2,039円。
●令和元年産水稲うるち玄米の令和元年11月30日現在の検査数量は、393万t。1等米比率は、73.1%。
● 令和元年産水稲の作付面積(子実用)は146万9,000haで、前年産に比べ1,000ha減少。うち主食用作付見込面積は137万9,000haで、前年産に比べ7,000ha減少。
●全国の10a当たり収量は528kg(1.70mmのふるい目幅ベース。10a当たり平年収量533kg)となり、前年産に比べ1kgの減少が見込まれる。
●以上の結果、収穫量(子実用)は776万2,000tで、前年産に比べ1万8,000tの減少が見込まれる。このうち、主食用の収穫量は726万1,000tで、前年産に比べ6万6,000tの減少が見込まれる。
●なお、農家等が使用しているふるい目幅ベースの全国の10a当たり収量は514kg(10a当たり平年収量519kg)となり、作況指数は99となる見込み。
●令和元年産陸稲の作付面積(子実用)は702haで、10a当たり収量は228kg(10a当たり平均収量対比97%)となり、収穫量(子実用)は1,600tとなった。
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