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米に関するマンスリーレポート(令和元年12月号)の公表

2019年12月10日

●米の需給状況-令和元年産における最近の動向
・主食用米の需要量は人口減少もあり、最近は年間10万t程度減少。
・元年産の生産量は作況99となり、10月15日現在の予想収穫量は727万tの見通し。
・2年6月末の民間在庫量は元年6月末と同水準の189万tの見通しで、元年産の相対取引価格は前年産と比較してほぼ横ばいでスタート。
・主食用米等の需要量の見通しについて、令和元/2年は727万t、令和2/3年は717万t。
・主食用米等の生産量の見通しについて、令和2年産は708万tから717万tまでと幅をもって設定。
・全国の主食用米の作付面積は、都道府県ごとの増減があるものの、前年実績(138.6万ha)から0.7万ha減少し、137.9万haとなった。
・また、戦略作物等については、備蓄米の作付面積が増加する一方、加工用米及び飼料用米が減少し、その他の戦略作物については、総じて前年並みとなった。


●近年、主食用米では事前契約(複数年契約)の取組が増加しており、30年産(確定値)は143万t、取扱数量に対する事前契約比率は49%となっている。しかしながら、元年産の取組状況は10月末時点で139万tとなっており、30年産(143万t)を下回っている状況。
●令和元年10月末の出荷及び販売段階における在庫は、対前年同月比+6万tの294万tとなっている。
●令和元産米の令和元年10月の相対取引価格は、全銘柄平均で15,733円/60kgとなり、出回りからの年産平均価格は前年産+41円/60kg。
●令和元年産米の作付面積は、主食用米が137.9万ha、主食用米以外が約20.4万ha。主食用米以外の取組は、新規需要米12.4万ha、加工用米4.7万ha、備蓄米3.3万ha。
●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(令和元年10月分)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、対前年同月比+10.3%。このうち、家庭内での消費量は対前年同月比+5.3%、中食・外食では+22.1%。
●総務省が公表している家計調査によると、令和元年9月の米の購入数量は、対前年同月比▲4.7%の6.4kg、パンは+1.3%の3.7kg、めん類は▲3.8%の2.5kg。
●総務省が公表している小売物価統計によると、令和元年11月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、単一原料米(コシヒカリ)で、対前年同月比+0.7%の2,483円。単一原料米(コシヒカリ以外)は、対前年同月比+1.0
%の2,252円。
●令和元年10月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月比+17円(+0.8%)、対前年同月比▲11円(▲0.5%)の2,031円。


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