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米に関するマンスリーレポート(令和元年8月号)の公表

2019年08月14日

農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(令和元年8月号)」について取りまとめた。


●平成30/令和元年(平成30年7月から令和元年6月までの1年間)の需要実績は、前年(740万t)から6万t減少し、734万tとなった。
●令和元年6月末民間在庫量は、前年から1万t減少し、189万tとなった。
●令和元/2年の需要見通しについては、平成30年11月の基本指針において採用した下記手法により算出し、726万tの見通し。
●令和元年6月末民間在庫量189万tに、平成30年11月の基本指針で設定した生産量718~726万tを加えた供給量の計は907~915万t。この供給量から令和元/2年の需要見通し726万tを差し引くと、令和2年6月末民間在庫量は180~188万tの見通し。
●平成30年産米の産地別契約・販売状況(累計、うるち米、令和元年6月末現在・速報)は、集荷数量は、前年同月と比較して▲6.7万tの282万t。
契約数量は、前年同月と比較して▲2.6万tの271万t。契約比率は96%。販売数量は、前年同月と比較して▲4.2万tの196万t。販売比率は70%。
●令和元年産の令和元年6月末現在の事前契約数量は対前年同月差+17万tの87万t、うち複数年契約数量は+14万tの83万tとなっている。
●事前契約数量は、近年増加傾向にあり、平成30年産では対29年産比6%増の145万t、また令和元年産では87万tとなっている(令和元年6月末現在)。
●令和元年産の事前契約数量は対生産年1月+13万tとなっている(令和元年6月末現在) 。
●平成30年産において事前契約を行なっている都道府県は38道府県、うち複数年契約を行っている都道府県は23道県。また、平成29年産と比べて事前契約数量が増加した都道府県は21県。
●令和元年6月末の出荷及び販売段階におけるうるち米の在庫は、対前年同月比▲2万tの132万tとなっている。
●平成30年産米の令和元年6月の相対取引価格は、全銘柄平均で15,702円/60kgで、出回りからの年産平均価格は前年産+94円/60kg。
●平成29年産米と平成30年産米の価格帯別平均価格を比較したところ、平成29年産の価格が60kg当たり16,000円以上の銘柄は▲126円、14,000円未満の銘柄は+719円。産地銘柄ごとでは、「愛媛県産ヒノヒカリ」が最も上昇しており、次いで、「愛媛県産あきたこまち」、「愛媛県産コシヒカリ」という状況。
●米穀機構が公表している米取引関係者の判断に関する調査(令和元年7月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は対前月比+2ポイント、見通し(向こう3ヶ月)判断は±0ポイント。
●米価水準の現状判断は対前月比-2ポイント、見通し(向こう2ヶ月)判断は+3ポイント。
●平成30年産米の作付面積は、主食用米が138.6万ha、主食用米以外が約20.4万ha。主食用米以外の取組は、新規需要米13.1万ha、加工用米5.1万ha、備蓄米2.2万ha。
●総務省が公表している小売物価統計によると、令和元年7月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、単一原料米(コシヒカリ)で、対前年同月比+0.6%の2,458円。単一原料米(コシヒカリ以外)は、対前年同月比+0.2%の2,233円。
●令和元年6月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月比▲5円(▲0.2%)、対前年同月比▲37円(▲1.8%)の2,006円。


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