スマート農業技術の開発・実証プロジェクト第1回推進会議(岡山県真庭市)
2019年05月30日
(SDGs未来杜市・真庭スマート農業オープンラボ)
岡山県真庭市にて5月21日「スマート農業技術開発・実証プロジェクト」のコンソーシアムの構成機関が集まり、第1回の推進会議が開催された。
構成機関は代表機関(岡山県農林水産総合センター)、生産者(農事組合法人 寄江原)、共同実証機関(県真庭農業改良普及センター、(株)中国クボタ、国立大学法人岡山大学、(一社)全国農業改良普及支援協会、真庭市、岡山県立真庭高等学校、全国農業協同組合連合会岡山県本部、真庭農業協同組合、真庭スマート農機利用組合)である。
会議では、代表機関である県農林水産総合センター普及連携部大内部長の挨拶並びに各機関の紹介があり、続いて実証課題の概要・目標、スケジュール、共同実証機関の役割分担等についての提案、協議が行われた。
岡山県では、集落営農組織を中山間地水田作の担い手として位置づけている。真庭市並びに当地域では、これまで地域の特徴を活かした循環型農業等の取り組みを実践してきた。当寄江原農事組合法人は地域のモデルとして、組織を次代に引き継ぐために作業の効率化、コスト削減、収量・品質の向上をめざして当実証事業を地域の課題解決に活かしていくこととしている。
使用機材は、直進アシスト機能付きトラクター、直線キープ田植機、圃場水管理システム、ラジコン草刈機、ドローン、食味・収量コンバインである。
推進会議後、営農組合の案内により現地圃場、導入機械の紹介が行われた。
次回は6月4日に、研修会並びに展示会を実施の予定である。
左 :寄江原農事組合法人 矢萩正孝代表による実証圃場の案内(真庭市下方)
右 :実証圃場図(真庭市下方)
※本実証課題は、農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(課題番号:中G08、課題名:集落営農法人による持続可能な中山間地地域営農体系の実証、事業主体:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)」の支援により実施されました。