米に関するマンスリーレポート(平成31年1月号)の公表
2019年01月22日
農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(平成31年1月号)」について取りまとめた。
●平成29年産で137万tあった事前契約数量は、平成30年産では8%増の148万tとなっている(平成30年11月末現在)。
●平成30年11月末の出荷及び販売段階における在庫は、対前年同月比▲9万tの306万tとなっている。
●平成30年産米の平成30年12月の全銘柄平均価格は、対前年同月比+72円/60kgの15,696円/60kg。
●平成29年産米と平成30年産米の価格帯別平均価格を比較したところ、平成29年産の価格が60kg当たり16,000円以上の銘柄は▲56円、14,000円未満の銘柄は+781円。
●産地銘柄ごとでは、「愛媛県産ヒノヒカリ」が最も上昇しており、次いで、「愛媛県産あきたこまち」、「愛媛県産コシヒカリ」という状況。
●米穀機構が公表している米取引関係者の判断に関する調査(平成30年12月分)によると、主食用米の需給動向の現状判断は対前月比-1ポイント、見通し(向こう3ヶ月)判断は-5ポイント。
●米価水準の現状判断は対前月比±0ポイント、見通し(向こう3ヶ月)判断は-2ポイント。
●米穀機構が公表している「米の消費動向調査」(平成30年11月)によると、1人1カ月当たりの精米消費量は、対前年同月比▲2.8%。
●このうち、家庭内での消費量は対前年同月比▲3.1%、中・外食は▲2.2%。
●総務省が公表している家計調査によると、平成30年10月の米の購入数量は、対前年同月比+9.1%の9.1kg、パンについては+0.6%の3.7kg、めん類については▲4.1%の2.6kg。
●総務省が公表している消費者物価指数によると、平成30年11月の米類の指数は、対前月比+0.3の114.2ポイント。対前年同月比では+1.3ポイント。
●総務省が公表している小売物価統計によると、平成30年12月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、単一原料米(コシヒカリ)で、対前年同月比▲0.0%の2,433円。
●単一原料米(コシヒカリ以外)は、対前年同月比+3.6%の2,277円。
●平成30年11月の小売価格(POSデータ)の平均価格(5kg当たり)は、対前月比▲3円(▲0.1%)、対前年同月比+5円(+0.2%)の2,039円。
●平成30年産水稲うるち玄米の平成30年11月30日現在の検査数量は、378万トン。1等米比率は、81.2%。
●平成30年産水稲の作付面積(子実用)は147万haで、うち主食用作付面積は138万6,000ha。
●全国の10a当たり収量は529kg(1.70mmのふるい目幅ベース。
10a当たり平年収量532kg)となり、前年産に比べ5kgの減少が見込まれる。
●以上の結果、収穫量(子実用)は778万tで、うち主食用の収穫量は732万7,000tが見込まれる。
●なお、農家等が使用しているふるい目幅ベースの全国の10a当たり収量は511kg(10a当たり平年収量519kg)となり、作況指数は98となる見込み。
●平成30年産陸稲の作付面積(子実用)は750haで、10a当たり収量は232kg(10a当たり平均収量対比100%)となり、収穫量(子実用)は1,740tとなった。
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