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「国産麦類中のかび毒の実態調査」の結果について

2017年06月09日

農林水産省は、かびが産生する毒素(かび毒)による農産物汚染の防止及び低減対策に取り組んでいる。

わが国で平成14年~平成27年に生産された小麦及び大麦に含まれる、デオキシニバレノール(DON)、ニバレノール(NIV)等のかび毒の実態調査結果から、国産の小麦及び大麦中のDON及びNIVの濃度は、生産年により、麦類赤かび病の発生状況に応じて異なることが確認できた。
また、本調査結果を用いて、小麦及び大麦に由来する食品からのDON又はNIVの経口摂取量を推定したところ、全年齢集団については、DON、NIVのいずれも、食品安全委員会が設定した耐容一日摂取量等より低い値だったが、未就学児については、DON、NIVのいずれも、体重当たりの推定摂取量が全年齢集団と比較して高いことから、高濃度でDON、NIVを含む小麦又は大麦を大量に摂取した場合には、耐容一日摂取量に近い値になることがわかった。


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