米に関するマンスリーレポート(平成29年4月号)の公表
2017年04月11日
農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(平成29年4月号)」について取りまとめた。
●今月の特集 :平成29年産飼料用米、麦、大豆等の作付意向について
○各県の主食用米の生産数量目標等の達成見込み
・自主的取組参考値までの深掘が見込まれる 30県
・生産数量目標の達成が見込まれる 6県
・生産数量目標の達成に向けて更なる取組が必要 11県
○平成29年2月末現在の飼料用米、WCS(稲発酵粗飼料)、麦及び大豆
(二毛作を含む) の中間的取組状況は、28年産実績と比較すると、以下の見込み
(1)飼料用米
増加傾向:26県 前年並み傾向:17県 減少傾向:4県
(2)WCS(稲発酵粗飼料)
増加傾向:19県 前年並み傾向:23県 減少傾向:5県
(3)麦(二毛作を含む)
増加傾向:13県 前年並み傾向:26県 減少傾向:8県
(4)大豆(二毛作を含む)
増加傾向:13県 前年並み傾向:29県 減少傾向:5県
●需要量について平成8/9年から平成27/28年までの需要実績を用いてトレンドで算出すると、平成28/29年は762万t、平成29/30年は753万tの見通し。
●平成28/29年の主食用米等の需給見通し」については、以下のとおり。
平成28年6月末民間在庫量(実績) :204万t
平成28年産主食用米等生産量(実績) :750万t
平成28/29年主食用米等需要量(見通し) :754万t
平成29年6月末民間在庫量(見通し) :200万t
●平成29年2月末現在の平成28年産米の集荷状況は、298万t。
●契約数量は、事前契約が前年より多く結ばれたこと及び平成28年産米の需給状況を反映し、前年同月と比較して+8万tの246万t。契約比率は82%。
●販売数量は、前年同月比と比較して+3万tの108万t。販売比率は36%。
●平成29年2月の出荷及び販売段階における在庫は、対前年同月▲6万tの282万tとなっている。
●平成28年産米の平成29年2月の全銘柄平均価格は、前年産の同時期と比べ+1,054円/60kg。
●平成27年産米と平成28年産米の価格帯別平均価格を比較したところ、平成27年産の価格が13,000円以上の銘柄は+652円、11,000円未満の銘柄では+2,124円。
●産地銘柄ごとでは、「福島県産天のつぶ」が最も上昇しており、次いで、「茨城県産ゆめひたち」、「栃木県産あさひの夢」という状況。
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