米に関するマンスリーレポート(平成29年3月号)の公表
2017年03月08日
農林水産省は、米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理した「米に関するマンスリーレポート(平成29年3月号)」について取りまとめた。
●今月の特集 ① ふるさと納税の返礼品として提供されているお米の状況等について
・主食用米の流通経路が多岐にわたる中で、近年、「ふるさと納税」の返礼品としてお米が提供されている例があることから、農林水産省が返礼品にお米を入れている11都道府県及び990の市町村を対象に、平成28年1月から12月までの1年間における提供数量について聞き取り調査を実施。
・この結果、11都道府県及び988の市町村から回答(回答率99.8%)があり、返礼品として999の自治体から、合計約2.2万tが提供されており、原料(玄米換算した数量)としては約2.4万t(前年比+1.1万t)が使用されている。
●今月の特集 ② 現在の民間在庫の状況について
・生産者の出荷が落ち着く平成29年1月末時点の民間在庫量(出荷・販売段階(うるち米))は、前年比▲8万tの306万tとなっている。
・他方、昨年11月の基本指針において、平成29年6月末民間在庫量を前年比▲4万tの200万tと見通したところ。
●平成29年1月末の出荷及び販売段階における在庫は、対前年同月▲8万tの306万tとなっている。
●平成28年産米の平成29年1月の全銘柄平均価格は、前年産の同時期と比べ+1,128円/60kg。
●米の先物取引価格(3月3日)は、先月(2月3日)に比べ終値で、 東京コメが+20円/60kg(6月限)~+180円/60kg(5月限)、大阪コメが±0円/60kg(4、5、6、7月限)~+50円/60kg(3月限)、新潟コシが▲230円/60kg(10月限)~+80円/60kg(6月限)。
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