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米に関するマンスリーレポート(平成29年1月号)の公表

2017年01月12日

農林水産省は、米に関するマンスリーレポート(平成29年1月号)を公表した。


●今月の特集主食用米の需要に応じた生産
・外食・内食の需要は、主食用米の3割超を占めており、今後も堅調な需要が期待される
・焼酎、米菓、味噌などの加工用途における国産米の年間使用量は、約80万tとなっており、このうち特定米穀は、約25万tが使用されているが、特定米穀による安定供給は困難な状況

●平成27/28年(平成27年7月から平成28年6月までの1年間)の主食用米等の需要実績(確定値)は、766万t。

●需要量については、平成28/29年は762万t、平成29/30年は753万tの見通し

● 「平成28/29年の主食用米等の需給見通し」については以下のとおり。
・平成28年6月末民間在庫量(実績)204万t
・平成28年産主食用米等生産量(実績)750万t
・平成28/29年主食用米等需要量(見通し)754万t
・平成29年6月末民間在庫量(見通し)200万t

●平成28年産米の平成28年11月全銘柄平均価格は、前年産の同時期と比べ+1,127円/60kg

●平成27年産米と平成28年産米の価格帯別平均価格を比較したところ、平成27年産の価格が13,000円以上の銘柄は+699円、11,000円未満の銘柄では+2,210円

●産地銘柄ごとでは、「茨城県産あきたこまち」が最も上昇しており、次いで、「千葉県産ふさおとめ」、「群馬県産ゆめまつり」という状況

●米の先物取引価格(1月6日)は、先月(12月5日)に比べ終値で、 東京コメが▲300円/60kg(5月限)~±0円/60kg(1、2、3月限)、大阪コメが±0円/60kg(3、4、5月限)~+200円/60kg(2月限)、新潟コシが+190円/60kg(8月限)~+260円/60kg(10月限)

●平成28年産米の作付面積は、主食用米が138.1万ha、主食用米以外が約23万ha
●主食用米以外の取組は、新規需要米13.9万ha、加工用米5.1万ha、備蓄米4.0万ha

●清酒、米菓、米穀粉などの原料として使用される米穀の平成27米穀年度における使用量は対前年と同程度の約95万t程度(推計)
●種類別には、うるち米が約77万t、もち米が約19万t。制度別には、主食用米、加工用米及び特定米穀などの国産米が約8割。残りの約2割はMA米及び輸入米粉調製品の外国産米
●加工用米の生産量及び特定米穀の流通量が増加し、国産原料米を調達しやすい環境にあったことから、味噌を中心に、外国産原料からの転換が進んだところ

●全国の生産数量目標の枠内で生産された米穀のうち加工原材料用向けに販売された数量は、集出荷業者からの聞き取りによれば、約13万t
●加工用米の生産量は、約27万t

●畜産側の平成28年産に係る飼料用米の需要量は、約120万t

●「農林水産物・食品の国別・品目別輸出戦略」の中で、コメ・コメ加工品の輸出額を2020年(平成32年)までに600億円とすることとし、オールジャパンでの輸出拡大を推進
●2015年の輸出額は、201億円(前年比19.2%増)


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