米に関するマンスリーレポート(平成28年8月号)の公表
2016年08月09日
農林水産省は、米に関するマンスリーレポート(平成28年8月号)を公表した。
●今月の特集① 最近の日本酒(酒造好適米)をめぐる状況
・日本酒の国内出荷数量は、長期的に減少傾向にあったが、近年吟醸酒、純米酒等の特定名称酒の需要が堅調なことから、ほぼ横ばいで推移。
・日本酒の輸出は、日本食ブーム等を背景に近年増加傾向で、平成27年度では、輸出量18,180kl、輸出金額140億円と共に過去最高を記録。
●今月の特集② 平成28年産水稲うるち米の品種別作付動向について
・上位20品種の動向は、「コシヒカリ」、「ひとめぼれ」等の主要品種の作付が減少する一方、「ゆめぴりか」が初めて上位10位にランクインしたほか、「つや姫」などの道県の奨励品種の作付が増加している状況。
・上位10品種がうるち米作付面積全体に占める割合は前年産確定値と比べ▲1.2%の74.7%
・上位20品種がうるち米作付面積全体に占める割合は前年産確定値と比べ▲1.5%の83.3%
●平成28年7月分の調査によると、主食用米の需給動向は、前月に比べ現状判断は▲5ポイント、見通し(向こう3ヶ月)判断は▲6ポイント。見通し(向こう3ヶ月)判断は、50と均衡するという見方。
●米価水準は、現状判断は▲2ポイント、見通し(向こう3ヶ月)判断は+6ポイント。見通し(向こう3ヶ月)判断は、判断基準の50を超えており「米価水準が高くなる」との見方は継続。
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○「米に関するマンスリーレポート」
米に関する価格動向や需給動向に関するデータを集約・整理し、毎月定期的に公表することによって、需給動向を適切に反映した米取引に資することを目的としている。