被害応急調査(平成28年1月~3月)
2016年05月26日
農林水産省は、被害応急調査(平成28年1月~3月)をとりまとめ、公表した。
平成28年1月から3月までに発生した農作物被害のうち被害見込金額の総額が10億円以上のものは、1月17日から25日にかけての降雪、低温等によるもので、被害面積は5,680ha、被害見込金額は55億1,000万円となった。
1.気象概要
平成28年1月17日から19日にかけて、低気圧が本州南岸を発達しながら通過し、18日には太平洋側の所々で湿った雪を積もらせた。また、23日から25日にかけて、西日本から沖縄・奄美を中心に大陸からの強い寒気が流れ込み、九州でも所々で大雪となり、25日前後は冷え込みが強まった。
2.作物別被害
作物別の被害見込金額は、さやえんどう等の野菜が31億8,000万円(被害総額の58%)と最も大きく、次いでびわ等の果樹が16億2,000万円(同29%)、かんきつ苗等のその他農作物が6億9,100万円(同13%)となった。
3.都道府県別被害
都道府県別の被害見込金額は、鹿児島県が31億6,000万円(被害総額の57%)と最も大きく、次いで長崎県が11億7,000万円(同21%)、福岡県が7億3,100万円(同13%)となった。
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