(近畿中国四国農業研究センター)広島県福山市内の「恋の予感」の登熟特性について
2015年11月26日
本年、近畿中国四国農業研究センター本所(福山市西深津町)の研究用水田で5月7日に播種、6月3日に移植して栽培した「恋の予感」の収穫適期は、同様に栽培した「ヒノヒカリ」より12日遅くなった。
本年の福山市の気象データによると、出穂基準日8月26日~刈取基準日10月10日とした場合の積算温度が、ここ30年では平成5年(1993年)の大冷害の年に次ぐ低さであり(JA福山市の情報提供)、このことが原因で「恋の予感」の成熟が大幅に遅れ、福山市内の生産現場では刈取時期の予測が難しかったのではないかと考えられる。
これまで、「恋の予感」の成熟期は「ヒノヒカリ」と比べて約2~5日程度遅れると考えていたが、低温・寡照年には成熟がさらに遅れる可能性があるため、注意が必要となる。
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