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野菜のショールーム「ベジマルシェ」 健康と野菜の発信基地 訪問記

2014年08月13日

 野菜の機能性に着目した販売を行っている「ベジマルシェ」(デザイナーフーズ(株))アークヒルズ店は、東京都港区六本木のオフィス地区にある。

 「ベジマルシェ」の店舗では、機能性品種の野菜ではなく、農家が作り方にこだわって栽培することにより機能性含有率が高くなった野菜を取り扱っているのが特徴だ。


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 「健康と野菜の情報発信基地」と位置づけられる「ベジマルシェ」では、商品陳列と価格設定が、野菜の健康機能性(抗酸化力、免疫力、解毒力)に基づいて行われている。
 たとえば、ホールの野菜は「抗酸化系」「免疫力系」「解毒力(デトックス)系」の3つのカテゴリーに分けて陳列。旬の野菜を中心に、販売されている。
 機能性を中身成分で表示して、含有量で☆1~3にランク付けされた野菜のコーナーもある。取材当日は、今旬のミニトマトが登場していた。


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 「機能性サラダ」のコーナーでは、「抗酸化系野菜」は「揚げナスとトマトのサラダ」、「免疫系野菜」は「夏の豆と雑穀系サラダ」、「「解毒系野菜」は「ゴーヤのチャンプルー風サラダ」を販売。その日の体調に合わせて、機能性からその日のメニューを選ぶことができる。


 健康機能性の表示はまだなじみが薄い。しかしそれだけに、野菜の健康機能性は、食べ方にこだわる消費者にとって、商品選びの新たな判断基準となっていくだろう。新しい消費者ニーズが消費拡大につながっていく可能性も高いのではないだろうか。


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 ベジマルシェ事業部の谷口さんは、「始めは女性客が大半でした。開店から4年たちましたが、野菜の機能性に注目が集まることが増えてきたここ1~2年は、男性のお客様も確実に増えています。キーワードは「野菜」「機能性」で、そこにひかれて来店される方が増えていると感じます」と語る。

 また、ここでは野菜実需者や一般消費者向けの勉強会(セミナー)が定期的に開催され、野菜の食べ方、機能性や健康に関する情報を一般消費者だけではなく、食業界で働く人たちや看護婦、病院の栄養士といった専門職の人たちへ伝える取り組みが行われている。まさに、健康と野菜のかかわりについての情報発信拠点となっている。(みんなの農業広場)


▼ベジマルシェ ホームページ