第1回新潟ファーミングプロジェクトが開催される(新潟県新潟市)
2014年07月30日
平成26年7月23日、新潟市産業振興センターにおいて、株式会社クボタと株式会社新潟クボタの共催で「第1回新潟ファーミングプロジェクト」が開催された。
平成26年5月に新潟市が国家戦略特区の指定を受けたことから、新潟県農業はさらなる活性化と変革が期待されている。このような中、県内の大規模農業の担い手を集め、作物別の講演や大型農業機械展示等による研修会として開催された。
左 :開会の挨拶をする株式会社新潟クボタの吉田代表取締役
右 :当日は県内の担い手農家が多数集まり講演に耳を傾けた
小麦、野菜、大豆、水稲それぞれの分野で、研究員や普及指導員等からの情報提供があった。また、分野ごとにパネラーを交えての総合検討も行われ、参加者も含め、今後の生産拡大に向けての熱心な検討が行われた。
左 :公益社団法人全国農地保有合理化協会の渡辺会長から、「農地中間管理事業への期待と現場の課題について」と題し、農政転換と農地中間管理機構への期待を込めた講演が行われた
右 :新潟市内における「ゆきちから」の栽培事例を紹介する島崎研究員
左 :農機の展示会場では大規模農業を想定した大型機械を中心に展示された。
右 :宮崎県等で導入されている枝豆収穫機もお披露目され、注目を浴びた。
●小麦
農研機構中央農業総合研究センター北陸研究センター 島崎研究員から、早生で耐寒雪性が強いパン・中華麺用の小麦新品種「ゆきちから」についての情報提供が行われた。
●野菜
新潟県新発田地域振興局農業振興部普及課 谷内田主査普及指導員から、砂丘地におけるネギほ場の硬盤破砕実施による排水性改善と反収向上について、全国農業システム化研究会実証調査での取り組み状況が紹介された。
●大豆
新潟大学農学部 大山教授から、大豆の深層施肥技術による収量・品質の向上についての情報提供が行われた。
●水稲
新潟県上越地域振興局農林振興部普及課 関技師から、水稲鉄コーティング直播栽培における安定生産技術と経営的効果について、平成25年度全国農業システム化研究会実証調査での成果報告が行われた。(みんなの農業広場事務局)