「平成24年度遺伝子組換え植物実態調査」の結果
2013年09月27日
農林水産省は平成18年度から、遺伝子組換え植物の生育状況や、遺伝子組換え植物に組み込まれている遺伝子が交雑可能な近縁種に広がっていないかを知るため、輸入港の周辺地域において、遺伝子組換えセイヨウナタネの生育状況や、その近縁種(カラシナ、在来ナタネ)との交雑状況を調査している。平成21年度からは、ダイズ及びその近縁種(ツルマメ)についても対象に追加し、調査をおこなっている。
平成24年度の調査では、
(1)遺伝子組換えセイヨウナタネの生育場所は、おもに植栽帯等の幹線道路沿いで、平成23年度までの生育範囲内に留まっていた。また、近縁種であるカラシナ及び在来ナタネとの交雑は見られなかった。
(2)ダイズは平成23年度までと同様、遺伝子組換え体か否かに関わらず、あまり生育していなかった。また、遺伝子組換えダイズと近縁種であるツルマメとの交雑は見られなかった。
経年的な変化を見るため、今後も継続して調査をおこなう。
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