高CO2濃度によるコメの増収効果は高温条件で低下
2013年03月08日
―気候の違う2地点のFACE(開放系大気二酸化炭素増加)実験により確認―
(独)農業環境技術研究所は、(独)農研機構東北農業研究センターなどと共同で、生育環境が異なる岩手県と茨城県で、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度の増加と気温がイネの収量に及ぼす影響を調査した。これまで、高CO2濃度条件は、増収効果があることが知られていたが、本調査により、その効果は高温条件ではあまり大きくないことがわかった。また、高CO2濃度による増収効果は品種によっても大きく異なることが確認された。これらの知見は、高温・高CO2濃度環境に適した品種開発の取り組みに活用できる。
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