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堆肥の継続的な施用が飼料用トウモロコシへの放射性セシウムの移行抑制に有効であることが判明

2012年03月14日

農研機構 畜産草地研究所は、飼料用トウモロコシの放射性セシウム濃度に及ぼす堆肥施用やカリ施肥の影響を検討、以下の結果を得た。

1.堆肥を施用しないこと等により土壌のカリ肥沃度が低くなると、飼料用トウモロコシへの放射性セシウムの吸収・移行が大きくなる。
2.飼料用トウモロコシ栽培において、堆肥(副資材としてオガクズ、モミガラを含む牛ふん堆肥)を1作あたり3t/10a程度、連年施用すれば、堆肥を施用しない場合に比べて、土壌から作物体への放射性セシウムの移行を抑制する効果があることを明らかにした。
3.土壌のカリ肥沃度が低い圃場では、K20換算でカリ肥料を標準的な量である20kg/10a程度施用することも有効。ただし、それ以上の施肥をしても低減効果は期待できない。


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