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(野菜と文化のフォーラム)「ダイコンの品種別調理特性検討会」開催される

2010年12月10日

 野菜と文化のフォーラムが主催する「野菜の品種別調理特性研究会」が、12月6日、女子栄養大学松柏軒(東京都豊島区)で開催された。
 第3回目のテーマは「ダイコン」。エジプトから中国を経て伝来したと言われる、身近な野菜のひとつだ。近年、作付面積、生産量とも減少しているものの、やはり食卓には欠かせない。会場にはいろいろな種類のダイコンが並んだ。


  


  


 まずは、新倉聡氏(株式会社トーホク育種部・農学博士)による講演「日本のダイコンの系統別品種と特徴」がおこなわれた。

 つづいて、種苗メーカーやJAなどから提供されたダイコンの試食。
 5種類のダイコンを上部、中部、下部に分け、生と加熱したものとをそれぞれ食べくらべた。


  


 その後、ダイコンを使用したメニュー13種類を試食し、参加者がそれぞれ評価した。
 秋冬大根がおいしいこの時期、どのメニューにどのダイコンを使用するかがなかなか絞りきれず、最終的には各種苗メーカーなどに相談したそうだ。


  


  


 試食後には、各提供先からダイコンの説明があった。会場からは「異なる栽培地での味の違いは」「大きくそだつ品種もあるが、どのサイズで収穫すると一番おいしいのか」などの質問が寄せられた。(みんなの農業広場事務局)


今回提供されたダイコンは以下の通り(順不同)
「太陽」「夏の翼」「夏大慶」 (カネコ種苗株式会社)
「勝太郎」 (トキタ種苗株式会社)
「葉根っ子」 (雪印種苗株式会社)
「英才」 ((株)トーホク)
「味なやつ」「夏つかさ」「紅しぐれ」 (株式会社トーホク)
「三太郎」 (タキイ種苗株式会社)
「三浦大根」「大蔵大根」 (東京シテイ青果株式会社)
「源助大根」「聖護院大根」「からすだいこん」 (JAなす南)
「亀戸大根」 (JA東京あおば)
「レディサラダ」 (JA三浦市)
「青味大根」 (JA和歌山)
「ミニ大根」 (JA筑波)

印は調理に使用されたもの)