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水稲の作柄に関する委員会(平成22年産第2回)の意見を公表

2010年10月07日

農林水産省は10月4日に、水稲の作柄に関する委員会(平成22年産 第2回)を開催、意見の公表をおこなった。


●9月15日現在調査以降の気象の推移・予報等からみた作柄への影響

(1)気温は梅雨明け後9月上旬までは記録的な高温で推移し、日照時間は8月下旬から9月中旬にかけて、全国的におおむね平年を上回って推移した。今後の天候の見通し(10月1日発表の気象庁1か月予報)では、気温は引き続き全国的に平年より高く、日照時間は日本海側が平年並みで、太平洋側はやや少ないと予想されている。

(2)このような気象の推移・予報からすると、登熟については、おおむね順調に推移するものと見込まれるが、登熟期の高温による粒の充実不足や白未熟粒、胴割米、カメムシ類による斑点米の発生に伴う品質低下が懸念される。


●次期(10月15日)調査に当たって留意すべき事項

(1)登熟期の高温が登熟や品質に及ぼす影響に留意する必要がある。

(2)出穂前の肥培管理や降雨に伴う刈り遅れが登熟や品質に及ぼす影響に留意する必要がある。

(3)ウンカ類、カメムシ類などの虫害が登熟や品質に及ぼす影響に留意する必要がある。特に、西日本ではトビイロウンカの発生が多いと予想されており、発生状況に留意する必要がある。

(4)徒長気味の生育と見られる地域においては、倒伏の発生状況に留意する必要がある。

(5)今後の台風及び集中豪雨による作柄・品質への影響に留意する必要がある。


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