「わっかプロジェクト」日本女子大学で勉強会
2008年05月23日
(社)全国農業改良普及支援協会は、平成20年度の重点課題のひとつである「消費者・市民を意識した普及活動」の支援へ取り組んでいる。
普及組織が消費者・市民と、産地・農業経営者の間に立って両者をつなぐ活動を進めていくために、協会に「わっかプロジェクト」(農と普及と食をむすぶ)を発足した。
5月21日(水)、数名が、日本女子大学目白キャンパス(東京都文京区)を訪れ、天野晴子・家政経済学科准教授に「学校における消費者教育」について話をうかがった。
概略説明の後、実際に小、中、高等学校で使われている教科書を見ながら、食や農がどのように取りあげられているかを確かめた。
家庭科を中心に保健、理科、社会等の各分野に項目があり、少しずつ食と農についての知識が取り上げられるようになってきている。
また学校教育自体が、ゆとり教育の考え方に沿って「(高得点をとることが目的ではなく)学習したことを実生活につなげ、よりより生活を送るために「考える」ことに重点をおく」流れも大きい。
「良くできている。特に高校生の教科書は大人が見ても参考になりそう」
「実体験の少ない生徒が理解するには、経験不足ではないか」
「各教科間で別々に習ったことを、生徒が関連づけできるのか」
「教員の興味や知識によって、授業内容に大きな違いが出そう」
などの発言があり、活発な意見交換がおこなわれた。(みんなの農業広場事務局)