提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


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盛大に開催! 「夢農業(普通作)九州2007」

2007年11月22日

 株式会社クボタは、11月14~15日、佐賀県鳥栖市で「夢農業(普通作)九州2007」を開催した。二日間で1600人を超える生産者、関係者が来場した。


 今回の夢農業では、「大豆の播種、管理、収穫作業」と「麦の播種作業」に加えて、「野菜の作目別機械化体系の説明と実演」に重点が置かれた。

 会場である水屋ライスセンター周囲の圃場を広く使って、大規模農業に最適な高性能機械の展示と実演がおこなわれる中、生産者が熱心に、省力かつ効率的な作業に見入った。


ブームスプレヤーによる農薬散布作業の実演   乗用半自動型移植機によるたまねぎの移植実演


マルチ掛け後、レタスの植え付け実演   播種作業の実演
   

 また、有原丈二・九州沖縄農業研究センター所長が「水田輪作体系技術の現状と展望」と題した講演をおこなった。

 水田での大豆作、麦作では、1)排水対策、2)土壌に最適な耕うん法、3)土作りの重要性、4)中耕培土と灌水の効果、5)収穫ロスを軽減する収穫法、が重要で、特に「有機物を土に入れることで微生物が繁殖して土が豊かになる」「開花期から1カ月くらいの十分な灌水が莢の付きに大切」などの栽培ポイントについて、わかりやすく解説をおこなった。


有原丈二氏   講演会場の様子


 講演終了後には、参加者から「(莢が)不稔の原因は?」「中耕培土は必要か」「カメムシの発生が多いが、大豆の青立ちに関係があるか」「鳥獣害への対応は」等、次々と質問が続き、活発な質疑応答がなされた。


 会場の一角では、「担い手農業経営(農機)シミュレーション」システムによる経営診断がおこなわれた。

経営診断会場   パソコンソフト画面
 

 営農規模等の作業条件や圃場の立地条件を入力すると、作業能率に最適な機械や経費、損益分岐点が示されるというもので、会期中にのべ100人近い相談があった。
(みんなの農業広場事務局)

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