(株)パソナ Agri-MBA農業ビジネススクール農援隊開校式レポート
2007年04月06日
大手人材派遣会社「(株)パソナ」(東京・大手町)が主催するAgri-MBA農業ビジネススクール農援隊が4月5日、開校した。
開校式では、(株)パソナ代表取締役 南部靖之氏がビジネススクール開校の経緯などを説明し挨拶。「様々なキャリアをもつ方々の農業への参加で、大きな人材の流動を期待する」。
石川好学長(作家)は受講生を激励。「昔は非農家出身者が農業に参入することはむつかしかったが、今はすごいキャリアを持つ人が農業に飛び込んでくる。新鮮な視点で農業を見ることで、いままでとは違う農業ができる。がんばってほしい」。
就農支援施設PASONA O2(オーツー)にある棚田では、参加者全員で「記念田植え」に挑戦、受講生は慣れない手つきで田植えをおこなった。
第一回講義は「国内農政の歴史」。講師は石原葵氏(前農林水産省事務次官、現・財団法人食生活センター理事長)。「品目横断的経営安定対策」「集落営農」等初めて聞く専門農業用語が飛び交い、受講生はとまどいの表情を浮かべながらも聞き入っていた。
受講期間は半年で、実習を含めた様々なカリキュラムに取り組む。4月14日(土)には、ナチュラルアートふれあい農園(千葉県柏市)でトウモロコシの植え付けなど農業実習も行われるという。がんばれ、受講生!(みんなの農業広場事務局)