(京都大学ほか)ソバゲノムの解読―高精度ゲノム解読がソバの過去と未来を紡ぐ―
2023年08月21日
安井康夫農学研究科助教らの国際共同研究グループ(理化学研究所、農研機構、千葉大学、京都府立大学、かずさDNA研究所、総合研究大学院大学、中国・雲南農業大学、英国・ケンブリッジ大学など)は、孤児作物の一つであるソバのゲノム配列を染色体レベルで高精度に解読することにより、ソバのゲノムの進化と栽培ソバの起原を解き明かし、さらに、予測された遺伝子をゲノム編集技術に依存しない手法で改変をおこなった。
その結果、これまで世界に存在しなかったモチ性ソバを開発することに成功。またソバの繁殖様式を他殖性から自殖性へ転換させることにより、新たな自殖性ソバの開発にも成功した。本研究で用いられた育種方法は、ゲノム編集技術に未対応な多種多様な孤児作物の改良に貢献することが期待される。
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