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(生研支援センター)珍しい八重咲きの誕生でリンドウの用途が拡大

2022年12月05日

生研支援センターでは、農林水産業や食品産業の分野で新産業の創出や技術革新を目指す研究に資金を提供している。得られた研究成果を分かりやすく紹介する取組を実施しており、今回は、八重咲きリンドウの研究成果を紹介。


これまでリンドウといえば、花びらが一重咲きで、色が青紫色でお墓参りなどに利用される仏花のイメージが強く、利用範囲が限られていた。
岩手県農業研究センターや八幡平市花き研究開発センターなどは、長年にわたる品種改良の末、花びらが重なって咲く八重咲きリンドウを育成した。昨年9月にはピンクや水色、濃い青色の3つの品種が「あしろブーケ」のブランド名で初出荷され、今年9月には青く輝く「いわて八重の輝きブルー」が市場に出荷された。

4つの八重咲き品種はすでに贈答用や観賞用などに利用され始めており、現在、赤いリンドウの品種開発にも力を入れている。将来的には海外での生産も検討されており、リンドウの主産地である岩手県の花き産業がこれまで以上に活性化することが期待されている。


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